11月15日土曜日、制作・絵画の発表である平成26年絵画作品展を行ないました。今年のテーマは「日本の都道府県」。園内で日本一周ができるくらいの都道府県の名産・名物作りに、園児と先生たち全員で頑張りました!
今年度は、ホールには出発点として伊丹空港と新大阪駅を制作、新幹線はDr.イエローも入れて2両。乗ることもできるようになっていました。
また、各保育室でも、絵画の発表以外に、北海道や静岡、京都、東京、青森、沖縄、福岡、鳥取と色々な都道府県の展示が並んで、子どもたちは得意げにガイドさんを努めてくれていました。各地の顔出しパネルも、とても人気でした!
最後に当日のパンフレットも載せておきます。
ディスカバージャパン2014 in BUNKA
本年度の作品展も、昨年同様各クラスの共同作品・3学年縦割りクラスの作品、ファミリークラスやバンビクラスの作品など、学年やクラスを超えて一緒に制作した作品が並びます。初めて一緒に作業する子どもや違う学年の子どもたちと、教えあったり、協力しながら創造性を高めていく作業は、子どもたちにとってすばらしい経験となります。
また、今年はテーマを「日本の都道府県」と決め、各クラスやグループで色々な地方の建物や名物、名産品などを制作しています。実際に作るだけでなく、アイデアを考える時には、地図や図鑑を開いてその場所の特産品を調べたり、「こんな面白い場所があるよ!」と、その場所に興味を持って先生に教えてくれたり…また「この電車に乗ったことあるよ!」「ここ行ったことあるよ!」「おじいちゃんがここに住んでいるよ!」と意見を出し合ったり、なんと実際にクラスで作る鳥取県へ旅行に連れて行ってもらった子どももいたそうです。
そんな制作風景を見ながら、ふと、ある情景が浮かびました。日本万国博覧会が終了した翌1971年に、当時のJRが「ディスカバージャパン」という大々的なキャンペーンを行ったのですが、その時のテーマが「再度、美しい日本の魅力を見直そう」でした。このキャンペーンは、同じくJR提供の「遠くヘ行きたい」という番組とともに大当たりで、当時かなりの国内旅行者が増えたそうです。
このキャンペーンではありませんが、今回の作品展を通して、子どもたちみんなが楽しみながら、自分たちの住んでいる日本に興味を持ち、再発見してくれることを願っています。日本ならではの風景や町並み、乗り物や駅、その土地ならではのおいしい食べ物やお祭りなどなど…。もちろん、その地域の人々が、そこでどんな暮らしをしているのかも知りたくなったり、興味はどんどんふくらんでいくことでしょう。もしかしたら、数年後には、先々の風景をスケッチしながら、日本一周をするような子どもたちが出てくるかも…と密かに思っています^^)/
作品展では、日本各地を観光している気持ちになって、その都道府県の建物や名所・名物など、子どもたちにいろいろ尋ねてあげてください。きっと目を輝かせて観光ガイドを努めてくれると思います!
事務長 泉 ひさし
(平成26年作品展パンフレットより)