旧ソビエト連邦のグルジアという国で、飛行機の機体をそのまま幼稚園の園舎にしているという幼稚園がありました。
この幼稚園のガリ・チャピゼ園長は、グルジア航空から、老朽化はしているもののまだ機能は万全な旧ソ連時代の旅客機ヤコブレフYak-42型機を購入。内部を改装して、教材やゲーム機器、玩具を備え付けた。一方、操縦室は手をつけずにそのまま残し、園児たちが遊べるようにした。
幼稚園の経営母体、グルジア・ウクライナ社会関係研究所の理事長でもあるチャピゼ園長はAFPの取材に「子どもたちが喜んでやって来る幼稚園を作りたかったんです」と語った。「幼稚園や新しい環境への適応が困難な子どもたちもいる。そんな子どもたちも楽しくなるようなやり方で支援しようと考えたんです」
Yak-42型機の操縦室には1500個もの操縦ボタンがあり、15人の園児たちは本物のパイロットのように離陸ごっこをして遊んでいるという。
当園でも空港が近いということで、展望デッキに遊びにいったり、 航空会社に見学にいかせて頂いたりしていますが、子どもたちの反応はかなりのものです。こちらのチャピゼ園長は「子どもたちは幼稚園に来るのを楽しみにしていて、帰宅時間になっても泣いて帰りたがらないほどです。園児たちにとって、ここはそれほど楽しい場所なんです」という。私達の幼稚園もそうありたいものです。
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