蛍池文化幼稚園の年長2クラスで、先週末に年長キャンプに行ってきました。親から離れて1泊し、大自然の中で色々な体験をしようと、子どもたちは、小さなリュックに大きな期待を詰め込んで、続々と登園してきました。行く前は少しブルーになっている子もいましたが、たくさんのお母さんや先生の声援で、なんとか気持ちを盛り上げて、みんな一緒に観光バスに乗り込み颯爽と出発しました。
まずは服部緑地公園の「こどものくに」でお弁当です。この日は猛暑日でむちゃくちゃ暑かったうえ、歩く距離が少し長かったので、子どもたちもバテ気味でした…
お弁当を食べた後は再度バスに乗り込み、キャンプのメイン「奥猪名健康の郷」を目指しました。到着すると、先に準備をしていた園長先生たちが出迎えてくれ「楽しい川遊びやキャンプファイヤー、そして大自然を満喫して楽しみましょう!」とお話をしてもらいました。
部屋で荷物を降ろし、水着に着替えると、子どもたちが一番楽しみにしていた自然の川遊びです。ここの川遊び場は自然の清流そのままの水なので、とてもきれいで冷たく、魚や生き物も観察できる上、膝の高さくらいのところでせき止めてあるので、冷えすぎることもなく、水のかけ合いをしたり、石ころを探してみたり、段差の所で座ったりと、子どもたちは、みんなそれぞれ数人のグループになって、色んな場所で川を楽しんでいました。
この頃になると、出発時にブルーだった子どもの陰も形もなくなって、ニコニコしながら「ゾウリがながれたからとってえー!むちゃくちゃつめたいねん!」と大きな声で話しかけてくれる姿がありました。
おやつと休憩の後は「冒険の森」で宝探しゲームをしました。森の中の色んな所に隠してあるクイズの入ったガチャガチャの玉を探して、そのクイズに成功すると、首から下げたゲームの台紙にシールを貼ってもらえます。
「スタート!」の声がかかると、子どもたちは一斉に走り出しました。早く2問正解できると、後はアスレチックで遊んでも良いということで、子どもたちは一生懸命!汗びっしょりになりながらも、木の上や根元、遊具の上など森の中をくまなく探していました。
一日、朝からいっぱい体を動かしたので、子どもたちから「せんせい、おなかへった〜」という声が。お待ちかねの夕食です。子どもたちの好物のハンバーグやカレーライス、スパゲッティーがとてもおいしくて、みんなガンガン完食していました。
夕食の後はいよいよキャンプファイヤーです。自分たちで作ったインディアンの腰みのと羽飾りをつけ、ちびっ子インディアンになってファイヤー場に向かいました。暗くなって、くまれた薪のまわりに輪になると、4人の女神様がたいまつを持って現れ(先生の扮装です)ファイヤーに火をつけました。一気に燃え上がる炎に、こどもたちみんな「おぉ〜!」と歓声が上がりました。大きな羽飾りを着けた大酋長様(園長先生扮する)から「わんばんこ〜」とファイヤーの挨拶を教えてもらい、輪になって歌い踊るファイヤーの始まりです。みんな「アワワワワ〜」と叫びながら、本物のインディアンになりきって大暴れでした!
「ひとひのおわり」を歌う頃には、火も小さくなりファイヤーも終了です。お部屋に帰って、みんなパジャマに着替えました。
お友だちと一緒に寝られるのがうれしくて、寝るどころかハイテンションで「おもしろいものみせてあげる!」というので見ていると、布団の上で自分がピンになってボーリングのまねをしてくれました。女の子がボールを上手に投げるまねをすると、ピン役の子どもたちは良いタイミングで一斉にこけて、ストライク!うけたので、自分たちでもうれしくて何度も何度もやってくれていました。が、やはり疲れたのでしょう。睡魔には勝てず、9時前にはどの部屋も静かになって、ぐっすりと寝ている様子でした。
今年度は、夜中に熱を出す子も調子の悪くなる子も居らず、静かな夜が更けてゆきました…
そして2日目…
みんな早起きして、7時から広場に集合して、全員でラジオ体操です。この日も雲一つない快晴。空気もきれいでとても気持ちのよい朝でした。
ラジオ体操の後は、奥猪名の郷の敷地をぐるりと一周廻って、散歩をしました。空気のきれいな所を朝から散歩をするのは、とても気持ちがよかったです。
この後は、朝食までに宿舎の前でクラスごとに記念撮影をしました。普段の行いが良かったらしく、とても良い天気で、写真もきれいに撮れました。
朝食は、半分寝ぼけながら食べている子どもも結構いましたが、洋風のおいしい物で、パンにいっぱいジャムをつけて、みんなガッツリ食べていましたよ。
朝食の後は、帰り支度を済ませて、もう一度「冒険の森」に集合して、手作りの手裏剣を投げたり、網をくぐったり、綱につかまって飛んだりとアスレチックを利用した忍者ゲームです。中でも、綱につかまって滑り降りるアスレチックは一番人気で、キャーキャー言いながらもみんな忍者になりきって全員が上手に滑り降りていました。
ということで、キャンプのスケジュールはすべて終了です。帰りのバスの中では、さすがに疲れてほとんどの子どもが、静かに眠っていました。
さて、帰ってきた子どもたちの様子はいかがだったでしょうか。自然の中で色んな経験をして、親から離れて1泊したこどもたちは、ひとまわり大きくなって笑顔で帰ってきたと思います。夏休み中、もし時間がありましたら、このブログを見ながら、こどもともう一度キャンプの話をしてみては…。楽しい思い出がまた蘇るのではないでしょうか。