3月19日土曜日、平成27年度の卒園式が無事終了いたしました。すみれ組とれんげ組の卒園児は合計52名。園長先生より卒園証書を授与され、卒園児は昭和4年度以降累計で6925名となりました。
今年度も多くの保護者の方々がご参加くださり、子どもたちの晴れ姿を見てくださいました。おごそかな式でしたが、背筋を伸ばし、元気良く手を振って卒園証書を受け取りにいく姿は、来賓の小学校の校長先生もびっくり!「小学校一年生、もうだいじょうぶです!」と太鼓判を押して頂きました。生憎のお天気でしたが、式の後の謝恩会も含め、年長児たちの素晴らしい出発の日になりましたことを、ご参加ご協力頂きました保護者役員の皆様全員に感謝しております。元気で楽しい小学校生活になりますことを職員全員で願っております。また、いつでもあそびに来て下さいね!
最後に、年長保護者の皆様、三年間多大なご支援ご協力を頂きまして、誠にありがとうございました!
〜卒園式に寄せて〜「目には見えないこと」 副園長 泉 ひさし
三年前の入園式の写真を見ていると、この日のことがよみがえります。写真を撮ろうとすると、お母さんの後ろにかくれた子、無理して微笑んでくれた子、ピースサインで「撮って撮って〜」と寄って来てくれた子、みんなたくさんの経験をして、立派に成長し、この日を迎えることができました。
明日からは、それぞれの小学校へ向かって、自分の道を歩き出すのですが、みなさんが大人になる二十年後には、世界が大きく変わっているそうです。単純な作業は、全てロボットに置き換わり、ほぼ6割以上の人が今無い職業に就き、ほとんどの人が海外の人たちと一緒に働くことになるのです。
その時に大事なのは、単に知識を増やすだけではなく、この幼稚園で初めて経験した「努力すること、根気づよくがんばること、あきらめないこと、楽しむことや工夫すること、友だちと協力したり助け合うこと…」などの
「目には見えないこと」だと思っています。
長く読み継がれている星の王子様という小説でも「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」とありますが、僕もその通りだと思います。
これからの長い人生、困ったことや、どうしたらいいのかわからないことに出会うこともあるでしょう。そんな時は、無心に、ただひたすら一生懸命練習したメロディオン、どろどろになりながらも砂も振り払わずがんばった組体操、協力して大きな拍手をもらえた発表会…そんなことがあったなぁって、思い出して下さい。
今日卒園してゆく、ぶんかの王子様王女様たち、これからも目には見えないことを大切に、自分の心が喜ぶこと、素直にそのひとつのことだけをめざして、ただひたすらに一生懸命、自分の人生を歩いていきましょう!
保護者の皆様にも、三年間多大なご協力を頂き、感謝しております。本日は、ご卒園、誠におめでとうございます!
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そして、今日23日は年中さんと年少さんがそろって修了式を行いました。
修了式では、引っ越しで転園していくお友だちの紹介がありました。寂しいのを我慢して、頑張って「みんな、あそんでくれてありがとう!」とあいさつすると、みんなからも「ありがとう!」と返事が返ってきて、とても嬉しそうでした。また、休まずに毎日元気に登園した子どもたちの皆勤賞の表彰、絵画コンクール入選児の表彰もありました。
本年度は、認定こども園に移行初年度で、色々とご迷惑をおかけした部分もありましたが、皆様のご理解、ご協力のおかげで無事平成27年度を終えることができたことを感謝いたします。春休みでも、スプリングファミリークラスや2号認定児の保育で、幼稚園はにぎやかです。職員も張り切って、新入園児を迎える準備をしたいと思います!